大豆・麦に対するアレルゲンがわかり、まず戸惑うのが調味料です。味噌・醤油には、特に大豆がつきものだからです。調味料まで含めた完全除去を行う場合、通常の味噌・醤油は使えなくなります。毎日塩味だけ?と戸惑う人が多いかもしれませんが、最近では、それに代わる味噌・醤油が数種類出ているので、それらを上手に利用して、食の楽しみを広げることが重要だと思います。
<雑穀味噌>
★ひえのみそ(クリーミー)

★あわのみそ(クリーミー)

★きびのみそ(クリーミー)

★発芽キヌアみそ
★キヌア味噌(ライフ)
★大麦みそ

<米味噌>
★こめのみそ(クリーミー)

主なものは上記です。これらは大豆が不使用です。ただし、米や雑穀、麦にアレルギーがある場合、それに該当する原材料を用いた味噌は利用することができません。
味噌も他の食材と同様、回転させることが理想的です。もちろん、食物アレルギーのある赤ちゃんや子どものみでの消費は不可能なので、家族での使用が理想的です。できれば、家族全員ですが(同居している祖父母は別としても…)、最低でも母親・その子の兄弟姉妹を一緒の調味料にすると、昼食など料理の手間が省けると思います。
また、なるべく醤油と同じ原材料を用いた回転にすることも忘れずに♪ 例えば、稗醤油の日には、稗味噌を利用するというように…
調味料の回転も、肉類・魚類などのタンパク源と同様、毎日同じものをとらない、新たなアレルゲンを作らないという予防法の観点から、重要となります。雑穀のうち、ひえ・あわ・きびは、米や大麦と同様、イネ科ですから、特に、米や麦にアレルギーがある場合、イネ科以外のキヌア味噌を回転にくわることが重要なポイントになるかもしれません。
さらに、調味料では症状が出ない軽度の方・厳格除去を指示されていない方・除去解除が進んでいる方には、アレルゲンとなるタンパクの大部分が分解を受けているとされる長期熟成の味噌をおすすめします。最低でも1年以上、できれば2−3年ものがおすすめです。長期熟成の味噌類は後日紹介しますが、例えば、こちらで紹介しているようなものです。
上記の中で、「どれが用いやすいの?」と聞かれれば、それは長期熟成品だと思いますが、そうばかりは言ってられません。私が利用したことがあるのは、クリーミータイプになる前の雑穀味噌3種類(きび・あわ・ひえ)ですが、醤油と同様、ひえ>あわ>きびの順だったと思います。味のとりやすさ、味覚的な問題ですが、全体的に若干甘めだと思います。ただ、これは個人差が大きく、あわが好きという方もいれば、きびが好きという方もいらっしゃるので、あとはご自身で確かめてもらうしかありません。また、これらよりも、キヌア味噌や米味噌の方が比較的スムーズに普段の食生活に取り入れやすいという話も聞くので、代替調味料の使用に不安が大きい方は、米味噌やキヌア味噌などから試してみると良いかもしれません。大麦味噌は普段、麦味噌(大麦・大豆が主原材料)を利用している方なら、普通に取り入れやすいのではないかと思います。
<上記を購入できるショップ>
主なアレルギー対応食品店もしくは自然食品店で購入できると思いますが、参考までに、下記を紹介します♪
★アトピー、アレルギー対策SHOPのもぐもぐ共和国

★アトピー、アレルギーのこだわり商品をお取り寄せ
「アレルギー生活改善総合研究所」

★クォーク食品館
★プレママとベビーのお店 ママルル
★
★安全安心コープこうべの個人宅配

★生協パルシステム

アレルギー対応調味料は、こちらにも醤油・味噌をまとめてありますので、参考にして下さい♪
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